Wi-Fiの速度を上げる方法、速度が遅い場合の対処法とは

 

せっかくモバイルWi-Fiを購入したのに、いざ使ってみるとなんだか動作が重たくなったなと感じた事はありませんか?

今回はWi-Fiの速度が遅い場合の対処法について簡単にわかりやすくご紹介します。

ちなみにWi-Fiの速度について、「Mbps(エムビピーエス)」いう言葉をお聞きになった方もいらっしゃると思います。Mbpsは「Megabits per second」(メガビット毎秒)を略しています。1秒ごとに何百万ビットのデータを送信できるかを表すものです。「1Mbps=約1000Kbps」です。通信速度の上り、下りとは、上りがアップロードで下りがダウンロードの速度を表しています。

そして、通信速度は契約している回線やルーターの種類、また部屋の間取りなど様々な要因によって変化します。快適にインターネットに接続するためには10 MB PS以上が必要と言われています。ご家庭で使用している際は一般的に平均速度が16 MB PSだということです。

この接続速度に関しては、インターネットのサイトなどで簡単に調べることができますので、ぜひ一度ご確認することをお勧めします。

 

Wi-Fiが遅くなる原因と対処法について

 

では具体的にWi-Fiが遅くなる原因と対処法を見ていきましょう。

Wi-Fiが遅くなる原因は様々な理由があります。

それぞれを1つずつ見ていくことにします。

 

1.Wi-Fiルーターとの間に大きな障害物がある

皆さんがスマートフォンでインターネットを利用している場合、接続しているスマートフォンとWi-Fiの間に障害物があると通信速度が低下します。

Wi-Fiは電波で通信を行っているため電波の通りが悪くなると速度が低下するためです。

具体的にはどんなものが障害物となり得るのでしょうか?

冷蔵庫や大きめの棚、そして水槽または電子レンジ、こういったものには特に注意が必要です。これらの障害物の移動が難しい場合は、逆にWi-Fiルーターを移動させましょう。

 

2.Wi-Fiのルーターと通信端末の距離が遠すぎる

接続端末との間の距離はなるべく短距離に保ちましょう。建物の1階と2階でも受信する電波の速度が異なりますので、例えば建物の2階で利用する場合は、Wi-Fiのルーターをなるべく近くに置くように工夫してください。

 

3.隣人・近隣でWi-Fi利用者が多い

意外に思われるかもしれませんが、Wi-Fiルーターの電波同士は干渉しあいます。

例えば隣の家で異なる回線会社のWi-Fiルーターを利用したとしても、電波が干渉しあうといったことがあります。これを改善するために、裏技的な方法があります。

同じ電波帯域(2.4GHz/5GHz/60GHz)でも複数のチャンネルが用意されているため、他のチャンネルを利用することで電波の干渉を防ぐのです。この方法は製造メーカーの公式サイトで電波帯域を確認して行ってください。

 

4.Wi-Fiルーターへの同時接続数が多い

Wi-Fiルーターの種類によっては、1度に10以上の端末機器と接続が可能だといわれるものもありますが、通信速度の面から見ると、複数の端末機器を同時に接続してのご利用は控えた方が無難です。

通信速度は無限ではありませんので、複数の端末で通信を行う人が多いと、一人当たりの通信量が少なくなると考えていただいて結構です。ですので接続している通信端末の台数は減らすことをお勧めします。

今すぐ使う必要のない端末は接続から外すなどの工夫が必要ですね。

 

5.Wi-Fiルーターやモデム(ONU)が不調

モバイルWi-Fiの通信速度が急に遅くなったといった場合には、ルーターとモデムの不調が考えられますので、再起動させてみましょう。

またこのような場合は、普段点灯しているランプが点滅しているかまたは消えているといったケースが多いので必ず確認をしてください。

 

6.通信端末の性能が古い

通信速度が遅くなるとどうしてもモバイルWi-Fiの方を疑ってしまうのですが、長年使用しているスマートフォンやパソコンが原因で通信速度が遅くなっている場合があります。古いスマートフォンやパソコンなどでスペックが低い場合は、それだけでWi-Fiの通信速度が遅くなるのです。

Wi-Fiが高速通信に対応していても、スマートフォンやパソコンのスペックの低さで大量のデータを処理できないために高速通信が行えないといったケースがあります。この場合の対処方法は新しいものへの買い替えということになります。

 

7.古いWi-Fiルーターを使用している

逆に、パソコンのスペックが高く、高速通信に対応していても、Wi-Fiルーター自体が古くて高速通信対応できていないといったケースもあります。この場合も新型のWi-Fiルーターへの買い替えをお勧めします。

 

通信速度でなく動作が重たい場合

 

これまでご紹介した以外の原因でスマートフォンでインターネットを利用していて、動作が重たい場合の対処法をご紹介しておきます。

・クラウドストレージを利用する

スマートフォンやモバイルWi-Fiが高速通信に対応している時でも、スマートフォンにデータをたくさん保存していると、スマートフォン自体の動作が重くなってしまうことがあります。

このような場合はクラウドストレージのサービスを利用するとスマートフォンやタブレットの動作環境が速くなります。

クラウドストレージのサービスで有名なものには、

「Dropbox」「Googleドライブ」「SkyDrive」「Evernote」といろいろあります。

ぜひチェックしてみてください。

 

Wi-Fiの周波数帯、2.4GHzと5GHzの違い

 

高速Wi-Fi規格であるIEEE 802.11acに対応したWi-Fiを利用しているにも関わらず、「通信速度が遅いな」と感じた事はありませんか?

またはWi-Fiにスマートフォンを接続しようとすると、接続方法の選択画面に似たような電波が2つ表示されているといった事は無いでしょうか?

これは一般的なWi-Fiで使われている周波数が2.4GHZと5GHZの2種類あることが原因です。

今回はこの「Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違い」について簡単にわかりやすくまとめてみます。

 

Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違い

 

例えばWi-Fiの接続画面をスマートフォンで見るときに、同じ数字の羅列でありながらアルファベットだけが異なる表記を見かけた事はありませんか?

もしかしたら普段は特に気にせずにそのままの接続先で放置している方もいるかもしれませんね。

Wi-Fiの電波には2.4GHz帯と5GHz帯があり、それぞれ特徴があります。

より詳しく見ていきましょう。

現在普及しているWi-Fiルーターは「IEEE 802.11ac」と「IEEE 802.11n」です


Wi-Fi規格名 最大通信速度 使用周波数帯

IEEE 802.11b 11Mbps 2.4GHz

IEEE 802.11a 54Mbps 5GHz

IEEE 802.11g 54Mbps 2.4GHz

IEEE 802.11n 65M~600Mbps 2.4GHz/5GHz

IEEE 802.11ac 290Mbps~6.9Gbps 5GHz


周波数帯が2種類あることが確認できるかと思います。

 

5GHzのメリット・デメリット

 

  • 通信速度が早い
  • 電波干渉の影響が少ない
  • 通信範囲が狭い
  • 遮蔽物に弱い

スペック的にも5GHzの方が高く、通信速度も高速です。現時点ではこの5GHzの周波帯を利用可能な機器がWi-Fiしかないため、他の機器と干渉しあうことがありません。

ただし電波の届く範囲がとても狭いです。

例えばWi-Fiルーターと通信する機器の間に壁などの障害物があると、電波が届きにくくなるといった特徴があります。

家中にどこでも5GHzが使えるというのは間違いです。

 

2.4GHzのメリット・デメリット

 

  • 通信範囲が広い
  • 遮蔽物に強い
  • 対応する機器が多い
  • 規格が古いため速度が劣る
  • 電波干渉を受けやすい

2.4GHz帯はWi-Fi以外にもBluetooth機器やコードレス電話機など、多くの無線機器が使用されているのが現状です。

しかし、壁などの障害物には5GHzより強く、範囲も広いため、ルーターから距離がある場所では2.4GHzの方が高速になることもあります。

ルーター、子機ともに2.4GHzと5GHzの両方に対応していれば状況に応じてそれぞれを賢く使い分けるというのがベストですね。

Wi-Fiのルーターまでが距離があり、端末機器との間に大きな壁などの遮蔽物がある場合は、5GHzで通信が安定しないという状態になりますので、その場合は2.4GHzを選択するということです。

もしWi-Fiの設定画面でアクセスポイントが複数表示される場合は、電波干渉を受けにくい5GHzを選ぶという選択肢もあります。

 

Wi-Fiのリセット

 

もし高速回線のモバイルWi-Fiを利用しているにもかかわらず、さらにこの2つの周波帯を選択しているにもかかわらず、インターネットを使い続けているときに速度が大きく低下したり接続状況が不安定になるというケースがあります。

このような場合はまずはWi-Fiのルーターを電源をいちど切ってリセットすることをお勧めします。

 

まとめ

 

今回ご紹介したように、Wi-Fiには2.4GHzと5GHzの2つの電波帯があります。

そしていま主流のWi-Fiは、「802.11ac」という規格です。

これは、5GHz帯の電波を使うものでしたね。

例えばiPhoneを例に挙げると、11 acが採用されたのはiPhone 6からでした。

それ以前のものは2.4GHz帯が主流だったということになります。

つまり今現在使われている2.4GHzのWi-Fiは、かなり企画が古いものだといえますし、速度も遅いということです。

もし皆さんがスマートフォンやパソコンで動画を見ることが多いのであれば、Wi-Fiは5GHz帯で使うことをお勧めします。

逆にどのようなときに2.4GHzを使うのかという事ですが、「それしか選択肢がない時」ということに尽きます。

例えばもし皆さんが今現在ご利用されているプリンターが、2.4GHzにしか対応していない機器である場合は、2.4GHzを使うしか選択肢がないと言うことです。

2015年より以前に発売されたWi-Fi機器対応機器のほとんどがこの2.4GHzにしか対応していない場合が多いため、2.4GHzを使うしか方法がありません。

 

最後に注意点


皆様お聞きになったことがあるかと思いますが、「Wi-Fiルーターを電子レンジの近くに置くのは避けましょう」ということです。

電子レンジは2.4GHzの周波数を使って加熱をしているため、もしWi-Fiのルーターの近くに電子レンジがあると著しく通信の安定性や速度に影響を及ぼします。

くれぐれも電子レンジの近くにWi-Fiルーターを設置することは避けましょう。