WiMAX2+ ハイスピードプラスエリアモードとは

 

今回はWiMAXのサービスの中で、ハイスピードプラスエリアモードという言葉が気になっている方に、ハイスピードエリアモードとは一体どんなものなのかわかりやすくご紹介したいと思います。

 

WiMAXの2種類の異なる通信モード

 

ハイスピードエリアモードは何なのかということについて触れる前に、WiMAXには2種類の通信モードがあります。

  • ハイスピードモード
  • ハイスピードプラスエリアモード

現在WiMAXから提供されているモバイルWi-Fiの端末では、インターネットを利用する際の通信モードについて、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードのどちらか2つのうちの1つを選択して利用できるようになっています。

端末の画面で、通信モードの設定という欄を見ると、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードという2つの選択肢が出ます。

どちらか自分の好きなほうを選べばいいのですが、そもそもこれらの違いが何なのかについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

 

ハイスピードモードとは

 

ハイスピードモードとは、WiMAXで通常使う通信のモードのことで、WiMAX2+という通信を利用するモードです。

これまでのWiMAXと異なり新しくなったWiMAX2+では、他のモバイルWi-Fiルータの回線とは画期的に異なる点があります。その通信速度のスピードです。

例えばWiMAXの最新機種である、W06は下り速度最大558Mbpsを誇るものです。ただし、WiMAX2+の回線は、地下鉄や地下街でも利用可能なエリアを拡大しようとはしていますが未だにつながらないエリアがあるのも事実でした。

このつながらないエリアに対応するためにできたのが、ハイスピードプラスエリアモードです。

 

ハイスピードプラスエリアモードとは

 

先ほどご紹介した最新端末機器のW06を例にみるとモードの違いで通信速度も異なってきます。

ハイスピードプラスエリアモードを利用した場合の下り最大速度は、1.2Gbps・上り最大75Mbpsで、東名阪の一部エリアから対応しているとのことですが、光回線を超える速度です。

そして先ほど、ハイスピードモードでは対応しきれないエリアをカバーするためのものが、ハイスピードプラスエリアモードだと説明していましたが、どうして対応エリアが広がるのかというと、ハイスピードプラスエリアモードは通常のWiMAX2+という回線だけでなく、さらにauのLTE回線を利用するからです。より正確には、「au 4G LTE」を利用するということになりますが、auの公式サイトが示すように、この「au 4G LTE」のカバー率はは99%となっています。ほとんどのエリアで使えるという事なりますね。

通常のWiMAX2+の回線では電波が届きにくい山間部や、人口過疎地なども含めて広いエリアで利用ができること、とさらに地下鉄や地下街といった通常の通信が困難な場所にも対応できることが強みとなっています。


それでは次にハイスピードプラスエリアモードのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

ハイスピードプラスエリアモードのメリットについて

 

  • 通信エリアが広い

先ほどご説明した通り、ハイスピードプラスエリアモードではWiMAX2+の通信エリアと、さらに「au 4G LTE」のエリアも利用できるということで、通信エリアのカバー率は99%を超えるという事です。

通常モードに加えて、auの回線を利用することで、通常モードで利用できなかったエリアでもWiMAXを利用できるのはとても便利です。

  • 地下街でも使える

通常モードでは例えば地下鉄を利用している際や、地下街などに入り込んだときに通信が中断されたり、つながりにくいといったことが起きるのですが、auの回線を使うことで、地下街また地下鉄の電車内においても利用が可能になるということになります。

なぜ通信環境が悪いとはいわれる地下エリアで利用が可能になるのか、その秘密は「au 4G LTE」のプラチナバンドにあります。

プラチナバンドとは、800MHz前後の周波数帯のことで、ゴールデンバンドとも呼ばれています。より正確には、700 〜900MHz帯のことですが、この周波数帯は、電波が届きやすく広い場所をカバーするためのものです。広いエリアのみならず、この周波数帯は建物の壁や障害物があっても通り抜ければしやすいために、都心部の地下鉄や地下街といった通常は通信環境が好ましくない場所でも電波が届きやすく利用可能となるのです。

  • 通信速度が速い

WiMAXでは、キャリアアグリゲーションと呼ばれる複数のインターネット回線を束ねて活用できる通信の仕組みがあります。そしてこのキャリアアグリゲーションがWiMAXに搭載されているため、従来のWiMAX2+のみならず「au 4G LTE」を併用することでより快速にインターネットが利用可能となりました。

先ほど簡単にご紹介したように、通常のWiMAX2+の速度では、下りの通信速度は最大558Mbpsなのに対して、au 4G LTEの通信では最大で1,237Mbpsという驚異的な速度を誇ります。(最新端末機種W06の場合)

 

ハイスピードプラスエリアモードのデメリットについて

 

最後にデメリットについても見ていきましょう。

  • 別途で利用料金1005円がかかる場合がある

通常は、WiMAXを3年契約で申し込む場合はこのハイスピードプラスエリアモードが無料で利用できますが、1年契約や2年契約で申し込んだ場合は有料になるという注意点があります。有料の場合の料金は月額1005円です。

  • 月間7 GBまでの通信料制限がある

ハイスピードプラスエリアモードでは、7 GB以上を利用してしまうと速度制限が起きてしまい、この場合通信速度は降りでわずか128kbpsとなりますので、通常のインターネットの利用速度としてはとても不便になります。

これらのデメリットに注意しながら、より快適にWiMAXを使いこなしましょう。